Moto Mapレーシングチームが参戦している全日本ロードレース選手権のGSX-Rのレースサポートの紹介ページです。
 

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2006/11/15
全日本ロードレース選手権 第7戦 鈴鹿

ついに迎えた今季最終戦での戦い。
一年間の集大成を見せてくれ!!

早いもので今シーズンを締めくくる戦いの場は、最終戦のMFJグランプリ鈴鹿で迎えることになりました。レースウィークに鈴鹿入りした時に感じた朝夕の肌寒さから、今年も終わりかぁ~と、切ない気持ちになったりもしたけど、この季節は空気も乾燥し気温の低さからエンジンは良く走るし、タイヤのグリップも上がるしで、各クラスでコースレコードが期待されるレベルの高い戦いが繰り広げられることになりました。さて、そんななかでMotoMapチームの今年の集大成でもある戦いぶりはいかがなものだったのか!今年最後の結果報告です。

MotoMap SUPPLY 今野由寛
今野

サプライの今野選手の様子はというと。レースウイークに入ってからも事前テストの時にようやく掴み掛けた「マシンに対する安心感」を更に深めるような足回りのセッティングを中心に試行錯誤と工夫を凝らしていたようやったけど、予選・決勝を迎えるまでに、完全にしっくりきているような形に持っていくまでには至らなかったみたいやね。セッティングを大きく振っていい状態になるか、悪い状況になってしまうのか・・・このチャレンジによるリスクを背負って走る事よりも、現状でのマシンの一番いい状態を理解したうえで、どこまでライダー今野君が慣れという感覚を使ってがんばって走れるかを、チームスタッフと共に妥協点を探りながら最終戦を戦うことにしていたみたいやね。
決勝レースが始まってからは、納得のいかないなかでもマシンバランスを見極めて、攻めどこと守りどこを、そつなくこなしてコンスタントな走りを見せていたね。予選とかでもそうなんやけど、一発のタイムが出ないっていうのは今年の今野君にとってのフラストレーションの溜まるところやったけど、決勝レース全体を通して周回毎のタイム差があまり無いコンスタントなペース配分をコントロールできる能力が備わってきたところはポジティブに評価したい所でもあるね。聞いた所だと、リヤタイヤが消耗してきてからのほうがフロントとリアのグリップのバランスが取れてくるって状態やったみたいやから、一年を通してタイヤの一番おいしい所を生かしきれないレースが続いてしまったことがシーズンを通して悔やまれることになったかな。今年の悔しさを来年のレースで是非爆発させて欲しいね。

MotoMap VEGA 寺本幸司
寺本

テストの時に転倒負傷の寺もっちゃん。怪我の影響は?と予選中に聞いてみたら「割と不死身なんですよ」なんて軽い受け答えが返ってきた。奴のポジティブないいところだね。テストの時はいまいち良いデータが取れなかったみたいやけど、今年はレースウイークに結果をだしてきてるし、経験と勘をフルに生かしてうまい事やってくれるはずと期待をしていたら、またまた予選の最中に130Rで大転倒をやらかしてしもた・・・マシンは大破・・・。けど、詳しく原因を調べたら、ライダーのミスではなくマシントラブルが引き金やったみたい。体のダメージがなかったのを幸いと前向きに考えるしかなかったね。ほんまについてないなぁ。
すかさず次の日の決勝に向けた素早い対応を行ったチームのリカバリー能力は見事だった。何とか修復を終えて迎えた決勝レース。エンジンはレース用に準備してきたとっておきじゃなかったんやけど、さすがに寺本っちゃん本来の持ち味であるアベレージタイムの出し方は見事で、一つずつ順位を着実に上げていったんやな。今シーズンに魅せるレースの組み立て方は素晴らしいものがあるし、今回のようないろんな事がマイナスの要因としてあった状況下では本当にうまくまとめていた感があったね。一発のタイムって課題に挑んだ結果とし、予選は残念な事になってしまったんやけど、決勝は自分の走りの特性ってのを存分に生かして走りきってたね。
あと、走り終えた後で本人から意外なコメントをもらう事もできたんやけど、今回は特に「落ち着いて」レースができたって言ってたんだよね。今年一年間、寺本君と話をしてる中で、色々と自分の引き出しの中からライン取りの事や、タイヤの使い方なんて事をアドバイスしてたんやけど、彼からすると分かっちゃいるけど分からないって事が多かったみたいなんやな。でも、ここ鈴鹿で開き直って自分の走りに向き合ってみたら、「この走りでこうなるんや」って色々と分かった事があったようでね。彼にとったら成績こそ不本意やったけど、すごく収穫があったレースになったみたいやね。それが生きてくるのが来年というのが歯がゆいところやけどね。

まとめ
鈴鹿での最終戦を終えて、今野君・寺本君ともにやれる事に徹して、うまくまとめる事ができたんとちゃうかな。ただ、結果としてはもちろん納得のいかないところやと思うんやけどね。
今年の全日本ロードレース選手権はこの鈴鹿で終えてしまった訳やけど、厳しいことを言ってしまうと目指すところの結果は出せなかったかなぁというのが印象。鈴鹿での経過と結果は今年一年を象徴しているようにも思えたね。

MotoMapSUPPLY・今野君は一言で言うと、チーム・ライダー共にチャレンジの一年やったかな。今年からサスペンションやエンジンなど、とにかく色々な物を変えて独自に挑戦し続けたけど、マシンのポテンシャルを十分には出しきれなかった。今野君は開幕戦での怪我も響いたけど、新しい事がチーム全体の中で機能しきれないまま終わってしまった印象やね。これは厳しい現実なんやけど、この苦しかった一年を分析して必ず来年に生かしてほしい。苦しんだ状況はわかっているだろうから、これらの原因をチーム、ライダー各々オフシーズンに考えて、来年にはこのマイナスをプラスに変えられるよう頑張って欲しい。

MotoMapVEGA・寺本君も開幕戦での怪我から始まり、今年は不運にも転倒が多かった。勝負の世界にタラ・レバは禁物なんやけど、何度か表彰台に上がれるチャンスはあったはず。でも、最後の鈴鹿で聞いたコメントに光はみえたかな、と。「いってまえ!」って気持ちで走る彼の中に、「考えながら走る」事の重要性と方法が見えたのは、この一年での最大の収穫と言えるやろうね。とにかく不可能ということはないはずや。後はどうレースを組み立てていけるかがこれから重要になってくるんやな。

長いようで短い一年でしたが、本当にあっという間に今シーズンも終えてしまいました。今年一年の多大なるご声援をありがとうございました。来年もモトマップチームは皆さんのご期待に沿えるべく、オフシーズンでパワーアップして帰ってくると思います。来年も皆さんのご声援を宜しくお願いしますね。また開幕戦でお会いしましょう。