地上の乗り物では最大のボア径112mmのピストンをもつ1,783cm3水冷V型2気筒エンジン
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M109R2は水冷V型2気筒DOHC1,783cm3エンジンを搭載し、ゆとりあるクルージング性能と強烈な加速感を実現するスポーツ性能を高次元で両立しています。ボア112.0mm×ストローク90.5mmのショートストローク設計ながら、二輪車はもちろん、四輪車も含めた量産車のなかで最大のボア径112mmを誇り、低回転からの強大なトルク特性と高回転域での快適な乗り心地が最大の魅力です。またオイルリングには、PVD(Physical
Vapor Deposition)方式を用いた窒化クロム・コーティング電気メッキが施され、フリクションの低減、シリンダー・ボアの密封性が高められると同時に、シリンダーにはスズキ独自の技術SCEM(SUZUKI
Composite Electrochemical Material)メッキシリンダーを採用するなど、スーパースポーツモデルのGSX-Rにも採用され、レースシーンでも高い信頼性を得ている技術がふんだんに採用されています。さらに独自の2段式カム・ドライブ方式、コンパクトなドライサンプ潤滑方式のSASS(SUZUKI
Advanced Sump System)を採用することでシリンダーヘッドの軽量化とコンパクト化、エンジンの高さを抑えた低重心化を実現しています。φ56mmのフューエルインジェクションシステムは、GSX-Rシリーズにも採用されるSDTV(SUZUKI
Dual Throttle Valve)を装備しています。気筒ごとに2枚のスロットルバルブを持ち、吸気バルブ側に取り付けられたメインスロットルバルブはライダーのスロットル操作によって、エアボックス側に取り付けられたサブスロットルバルブはエンジン回転数・ギヤ位置・メインスロットル開度によってECM(Engine
Control Module)が最適開度を判断し、トルクモーター駆動によって開閉するシステムで出力特性の向上とリニアでスムーズなスロットルレスポンスを実現すると同時に、排出ガス中の有害物質を低減します。 ちなみにM109R2の"109"は109立方インチ
(Cubic Inch=キュービックインチ)を表し、1立法インチは1インチ=約2.54cmの3乗となり、109CIは1,783cm3を表しています。
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しなやかさと強靱さを兼ね備えたダブルクレードルフレーム
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強大なパワーを発揮するエンジンは、しなやかさと強靱さを兼ね備えたハイテンションスチールのダブルクレードルフレームにラバーマウントされることで、Vツインならではの心地よい振動を堪能できます。足周りにはフロントにφ46mmのカヤバ製のカートリッジ式倒立フォーク、リヤにリンク式モノサスペンションと鋳造アルミスイングアームを採用。また強大なパワーを受けとめるブレーキシステムにはフロントにφ310mmディスクにGSX-R1000にも装備されるラジアルマウントの4ポットキャリパーを、リヤにはφ275mmディスクに2ポットキャリパーを組み合わせています。ブルバードM109R2がスポーツするクルーザーである証明としての優れた足周りが、あらゆる場面でライダーの要求に応えるのです。 さらにフロント130/70R18、リヤ240/40R18という極太サイズのラジアルタイヤを装備することで、優れた直進安定性と快適な乗り心地を得るとともに、他にはないブルバードだけの迫力あるフォルムを作りだしています。
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クロームメッキカバーを一部に採用した流線型のマルチリフレクターヘッドライト。軽く絞り込まれたφ1.25インチのハンドルバー。ハンドルマウントの上には、独特な台形のフォルムとクラシカルな雰囲気を醸しだすタコメーターとインジケーターランプ。19Lの容量を誇るタンクと、その中央に配されクロームメッキが流れゆく空を映し続けるスピードメーターパネル。低く快適なシート。LEDランプを採用し、シートカウルからの流れをより美しく見せるテールランプ。そのすべてのフォルムが途切れることなくしなやかで優雅な曲線で結ばれたサイドビュー。スラッシュカットされたエグゾーストパイプ。すべてが革新的であり、ブルバードM109R2にしか存在しない世界だといえます。そのロー&ロングなボディは、時に太く逞しいシルエットを持ち、時に艶やかで優雅なシルエットを持つのです。美しさとともに走る……それがブルバードM109R2の世界なのです。
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