MotoMapSUPPLY 波多野祐樹
8月も終わりやというのに菅生はまだ暑かったぁ。けど事前テストが暑かっただけに、コンディションが大きく変わらない中でバイクを仕上げるのには好都合やったけどね。
いまサプライチームの一番の問題はなかなか決まらないフロントとリアの車体バランス。タイヤに合わせたサスペンションのセッティングも難しい・・・そんな時間がほしいという中で前回のテストに続き今回も初日に大転倒をやってしもたんやな。SPインコーナー入り口で派手に転んでしまった。バイクの調子がいまいち決まらない中で攻めていく気持ちはわかるけど、ここんところちょっと転びすぎなんやな。波多野君の体は大事に至らなかったけどバイクのセットアップをする時間が大きく遅れてしまうのは痛いからね。
その後はスーパーメカニックのおかげで無事にバイクもなおり走行再開することはできた。予選では目標の1分29秒台を目指してアタックしたが1分30秒042と惜しくも30秒は切れずに5列目14番手の順位が決定。今年のオートポリスで優勝を飾ったヤマハの中須賀君の一つ前という速さと勢いは見せてくれたね。
レース当日も良い天気に恵まれたなかでスタートを切ったんやけど、スタート直後の1コーナーで多重クラッシュが発生していきなり赤旗中断。再スタートはタイムスケジュールの都合からレースラップが25周から20周に変更されてスタート。PANTHERAの今野君との14番手争いを展開中の11LAPに入ったところで今度はコース上に転倒車が出たためにまたもや赤旗中断となってしまった。日没が迫る3回目のスタートにはさすがに選手達のモチベーションを保つのが難しいのではと心配されたが、残りあと半分の10周を残してのスタートが切られることになった。スターティンググリッドは赤旗中断になるまでの順位でスタート。そこからもレース1と同じく今野君とのバトルが展開され終始リードしていたはずの最終ラップに逆転され13番手でフィニッシュ!
スズキの若手同士の戦いだけに悔しいレースになってしまったね。いろんな経験をしながら成長することが大切な事なので、この悔しさをバネに更なる速さを見せてくれる事を期待しましょう。今回の菅生はドタバタしたタイムスケジュールの中で行われサーキットに駆けつけたファンの皆さんに大変ご迷惑をおかけしたと思います。そんな中での応援ありがとうございました。
MotoMapVEGA 寺本幸司
前回のテストから試行錯誤のセッティングを繰り返しているベガチームは、寺もっちゃんの気持ちよく走れる足回りのセッティングがなかなか見つけ出せないまま予選まで時間を使ってしまったんやね。1分33秒台が出ない!34秒台ではトップ争いは厳しいとわかっているだけに焦りが出てくるのもしかたがない。
今年は開幕戦から調子が良くて2位スタートを切って速さは魅せてきてるんやけど、その後が結果に繋がらないレースが続いている。勝てるレースもあったはず。メンタル的な問題とちゃうの?という人もいるけど寺もッちゃんにはそんなプレッシャーは似合わんキャラクターなんやね。とにかく勝負になれば負けへんと言うだけあってブレーキングから先で自信をもって突っ込めるバイクのセットアップを目指して細かい調整を繰り返してたんや。
予選順位は1分34秒013で5列目13番グリッドからのスタート。今回のレースは厳しくなるのかと思われたが、決勝レース当日の朝に行われるウオームアップ走行で、いきなり3番手タイム1分33秒866をたたき出したんや!全員が予選で使った中古タイヤで出したタイムだけにレースでの活躍が期待されたね。
しかしレースがスタートして間もない4周目に事故が発生し赤旗中断に。1コーナーに多量のオイルが出たために処理を行うのに時間がかかるということで急遽タイムスケジュールが変わってピットウオークが先に行われ、そのあとに再開という波乱と幕開けになったんや。レース2として残り15周となったレースが再開されてからは1周目に5位まで順位を上げて最後までバトルを展開し4位でフィニッシュを決めました。競り合いには負けないという勝負強さは大いに光ってたね。今回は諦めずにギリギリまでバイクを仕上げたチームスタッフの力と、気に入ったセッティングで気持ちよく勝負をしてくれた寺もっちゃんの総合力が生み出した結果やったね。
次は関西チームには地元感がある岡山国際サーキットで行われるだけに、この良い流れで次のレースも期待してください。応援ありがとうございました。
※レース後ゼッケン5の車両に黄旗区間の追い越し違反を課せられ、結果に10秒を加算され正式順位は11位となりました。


