鈴鹿8時間耐久レースMoto Map SUPPLYチームのレポートをお送りします。
前週の事前テストから更に気温は上昇し、連日、気温36度以上、路面温度は60度を超えるといった過酷なコンディションのもと、公式スケジュールが始まりました。路面温度が60度を超えるといった状況ではタイヤのグリップは全く期待できず、テストと同じセッティングで走ってもマシンは全く違う状態になり、タイムも当然のごとく伸びません。
木曜日の公式練習では、そのようなコースコンディションの中、波多野も生形もタイムはそれぞれベストの1秒落ち。
あけて公式予選1回目、第1ライダーの波多野がアタックしたのですが、2分11秒9でB組7番手とタイムはいまひとつです。第2ライダーの生形は走りこみが出来ていなかったこともあり、予選スタートからチェッカーまで連続走行してマシンに馴れることに専念しました。走り終えて生形がピットに戻り、エンジンの異常を訴えています。メカニックが調べてみるとエンジンに重大なトラブルが発生し、直らないようです。残るエンジンはTカーの1基だけ。この後、なにかトラブルがおきたら、決勝は走れません。チーム皆で相談し、悔いのないよう攻める作戦にし、Tカーで2回目の予選を走ったのですが、Tカーの調子が悪く、思ったように走ることができないようです。波多野のタイムは自己ベストにわずか及ばず2分11秒5と伸びませんが、1回目の予選タイムを上回りました。生形はマシンに慣れてきたのか、2分12秒6と自己ベストを更新。納得のいくタイムではありませんが、攻めの作戦が成功しました。
しかし、Tカーの調子が悪いため、エンジンを本番車に乗せ換えて決勝に望むことにしました。予選でタイムが出せなかったのでライダーは不完全燃焼で不満そうだったけど、レース前にトラブルが出てよかったのです。決勝グリッドは15番手からのスタートになりました。
いよいよはじまります決勝レース。スタートライダーは波多野。スタートよく1周目12位でコントロールラインを通過。12番前後での争いをしながら、生形にバトンタッチしました。交代して1時間経過時点の順位は17位。生形は確実に走行し、26周のルーティンを終えて波多野に交代。波多野の2回目の走行も順調に走行していたのですが、腰の痛みがひどく予定より早くピットに戻ってきました。通常、8耐は7回ピットで走行し、一人のライダーが1時間のルーティンを4回こなします。波多野の腰痛の状態がひどく休ませなければ残り2セッション持ちそうにありません。そこで、急遽、第3ライダーの行方が1セッション走ることになりました。
スタートから3時間が過ぎ、生形のセッション中、雲行きが怪しくなり、突然大粒の雨が降ってきました。一瞬の間にコースはウェットコンディション。転倒者が続出する中、確実に走って順位も13位まで上がりました。その後、すぐに雨は上がりコースもドライになったところで、行方にバトンをつなぎます。全日本では、GSX-R600で出場しているため、ほとんどJBSマシンに乗っていない行方なので、ペースが思うように上がりません。順位は16位前後で、2セッション休みを取った波多野に交代。
痛みをこらえながら走り6時間経過時点では10位までポジションアップ。生形にバトンをつなぎ、7時間経過時点では8位まで順位が上がってきました。残り1時間、波多野が確実に走りきり、最後まで転倒することなく、大きなトラブルもなく無事8位でチェッカーを受けました。
今回の8耐では、TOP10にGSX-R1000が4台入りました。
事前テストや、予選ではトラブル、転倒がありどうなることかと思いましたが、レース前にすべて出し尽くしたようです。みなさん、Moto Map SUPPLYをはじめスズキGSX-Rで出場しているチームへの暖かいご声援ありがとうございました。
引き続き応援よろしくお願いします。
